日本経済新聞2010年4月12日夕刊文化欄

題材は「郊外」 若き歌人挑む
「自然から切り離された「郊外」に生きる感覚を詠む若手の歌人が目立つ。ファミリーレストランやショッピングモール、ファストフード店。詩情には縁遠いかに見える題材が不思議な輝きを放つ。」

  • 黒瀬珂瀾『空庭』
  • 山田航「夏の曲馬団」「デバック・ジャパン」
  • 松木秀『RERA』
  • 野口あや子『くびすじの欠片』から「マクドナルド」

が紹介されています。
「あらゆるものが目の前に並列にあって、そのどれもが重要であり、どれもが重要でない」(黒瀬)
インタビューでは、自分が何を言ったのかよくわかってなかったのですが、現代短歌の読みの可能性の一つだなあ、と。個人的には、批評会で永井祐さんが言った「外部の希求の不可能性」と非常に絡んでくることだと思うのだけど。さてはて。図書館など、機会があればご覧いただければ。