2015-01-01から1年間の記事一覧

歌集『蓮喰ひ人の日記』のご紹介

歌集『蓮喰ひ人の日記』(短歌研究社)、ただいま発売中です。月刊「短歌研究」にて13か月にわたり連載した歌日記の単行本化です。多くの方にお読みいただければ幸いです。水戸部功さんによる造本・デザインですので、ぜひ手に取ってご覧ください。 AMAZONに…

関西・秋の作品批評会

未来短歌会の関西・秋の作品批評会をご案内いたします。ようするに短歌を相互批評する歌会です。未来会員以外の方、歓迎いたします。東京から大島史洋さんもお越しになるので、お気楽に遊びに来てください。○日時:11月29日(日)13時半〜17時(受付1…

「現代短歌新聞」2015年10月号

「現代短歌新聞」2015年10月号に佐波洋子歌集『鳥の風景』(現代短歌社・第一歌集文庫)書評文「われの埋立地へ」を書きました。 一対の女男(めお)にて睡る闇あるにねむりの水際互みに視ざり まだわれを庇う力ある父の腕いちじくの枝運び去りたり 丘陵をもた…

「阪大短歌」4号のお知らせ

大阪大学短歌会の機関誌「阪大短歌」第4号が刊行されました。清新な作品がたくさん並んでいます。 http://handaitanka.web.fc2.com/ 絵はがきは季節の鱗 群青の鱗いちまい部屋に舞いこむ 池松果実 吸いさしを風葬にして青年が街にくゆらすピースのけむり 鈴…

服部真里子第一歌集『行け広野へと』批評会のご案内

このたび、我々の歌友である服部真里子のさん第一歌集『行け広野へと』(本阿弥書店刊)の批評会を開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております(未来短歌会有志)。会の前半は壇上のパネリストによる歌集『行け広野へと』に関するさまざまな考察…

「弦」32号(2015年夏)、インタビュー掲載

弦短歌会発行の歌誌「弦」の32号(2015年夏)が刊行されました。 http://blog.goo.ne.jp/gen_tankakai/e/03d011ef5fae40f7017d91b91e80487d弦インタビュー「黒瀬珂瀾 未来につながる歌を紡ぐ」が掲載されています。南砺市の安居寺と富田家住宅での写真撮影、…

春野りりん歌集『ここからが空』刊行のお知らせ

「短歌人」所属の春野りりんさんの第一歌集『ここからが空』(本阿弥書店)が刊行されました。黒瀬は栞文「行き交う時間の歌」を寄稿しています。林望さん、三井ゆきさんとご一緒しています。 ガウディの仰ぎし空よ骨盤に背骨つみあげわれをこしらふ ムスカ…

角川「短歌」2015年8月号

角川「短歌」2015年8月号が発売されました。特集は「没後五年 河野裕子の魅力 全歌集解説」。まさに保存版大特集です。黒瀬は第八歌集『家』についての解説文「暗がりの〈家〉の命」を寄稿しました。お読みいただければ幸いです。本号はさらに特別企画「戦…

「現代短歌」2015年8月号

現在発売中の「現代短歌」2015年8月号(現代短歌社)の連載企画「九州の歌人たち」の第24回「森園天涙」を担当しました。森園天涙30首選と略歴、そして天涙の次男である森園俊氏へのインタビューが掲載されています。大変でしたが面白く、有益な記事になっ…

「北大短歌」第三号

北海道大学短歌会発行の機関誌「北大短歌」第三号に、第二号掲載歌の歌評「「北大短歌」第二号評」を寄稿しました。お招きいただき、北大短歌の皆様にはお礼を申し上げます。第三号は特集「短歌と性愛」。ほくたんメンバーの座談会や、短歌と性愛表現につい…

「八雁」2015年7月号

「八雁(やかり)」(編集発行・阿木津英)2015年7月号に、佐竹游歌集『草笛』の書評「命と命の関係」を寄稿しました。僕の他には島田幸典さんと女性学研究者の金井淑子さんが寄稿しています。 円錐花序つけたる葡萄見上ぐればはらわたの底あかるむごとし …

現代短歌文庫123『有沢螢歌集』(砂子屋書房)

砂子屋書房さんから、現代短歌文庫123『有沢螢歌集』が刊行されました。第三歌集『ありすの杜で』が完本収録、第一歌集『致死量の芥子』、第二歌集『朱を奪ふ』が抄録されています。その他にエッセイ、歌論など。黒瀬による文章「変化者としての巡礼」(『朱…

「うた新聞」2015年7月号

「うた新聞」2015年7月号(いりの舎)に、短歌「犬儒派」5首を寄稿しました。お読みいただければ幸いです。巻頭評論は広阪早苗さんの「世代をつなぐ読みの交流を」。小池光・服部真里子を発端とした「水仙と盗聴」論争? がここでも触れられています。どう…

「現代短歌」7月号 特集「秘蔵の写真1」

現在発売中の「現代短歌」7月号に、短歌「瓦礫と写真」7首を寄稿しました。お隣ページは小島なおさんです。本号は、いろんな歌人にまつわる秘蔵の写真が一挙公開されていて、とても面白いです。ご購読をお勧めします。 http://gendaitankasha.com/magazine…

第2回福岡合同歌会のお知らせ

福岡で活動している福岡歌会(仮)と「未来」福岡歌会とここのつ歌会の合同歌会を開催します。 福岡近郊の短歌好きの方、ぜひ遊びに来てください!日時:2015年8月2日(日)、午後1時〜5時 会場:あいれふ(福岡市健康づくりサポートセンター)研修室A …

美学文芸誌『エステティーク』vol.2

美学文芸誌『エステティーク』vol.2(日本美学研究所)が発売されています。特集は「狂」。――美とは何か。永遠不変のテーマを問い続ける文芸誌。「美の標本箱」をコンセプトに、美を多角的に捕え、解剖し、その本質に迫ります。 第2号の特集は「狂」。各分…

吉岡太朗歌集『ひだりききの機械』金沢読書会のお知らせ

とんでもない世界観ととんでもない言語観で、現代短歌の世界に新次元を投げ込んできた、話題の歌集『ひだりききの機械』! このたび、石川県出身である吉岡太朗さんをお招きして、彼の第一歌集『ひだりききの機械』を読む会を金沢にて開きます。小さな会です…

「北冬」16号 井辻朱美責任編集「[現在]から抜け出る方法と〈詩の力〉――。」

「北冬」16号が出ました。特集は井辻朱美責任編集「[現在]から抜け出る方法と〈詩の力〉――。」です。黒瀬は「[現在]の短歌における虚構」というテーマで論考「叙事詩という虚構」を寄稿しました。SF短歌を創出した松宮静雄の『ウルの星』と、高島裕『嬬…

「京大短歌」21号

「京大短歌」21号が刊行されました。会員の作品のほか、吉岡太朗『ひだりききの機械』草津批評会のディスカッション記録が掲載されています。青木亮人、野口あや子、吉田竜宇さんのほか、黒瀬もパネリストとして参加しております。ぜひお読みください。本号…

「現代短歌新聞」5月号

「現代短歌新聞」5月号(第38号)に、短歌作品「わが蠟」5首を寄稿しています。機会があればお読みください。 http://gendaitankasha.com/newspaper.php?page=4

2015年 未来短歌会 関西・春の作品批評会のご案内

未来短歌会の関西作品批評会(要するに歌会)が大阪で開催されます。黒瀬も評者として参加します。未来会員以外も歓迎ですので、ぜひ遊びに来てください。司会は田中槐さんです。華麗な捌きをお楽しみに…。○日時:5月16日(土)13時半〜17時(受付13時〜)○…

角川「短歌」2015年5月号

渡辺松男歌集『きなげつの魚』評を寄稿しました。はっきり言って、昨年度の最高の歌集の一つだと思います。ごらんくだされば幸いです。 5月号は特集「連作を極める」がまさに保存版ですので、ご購読をお勧めします!AMAZONはこちら → 短歌 2015年 05月号

「短歌研究」2015年5月号

ただいま発売中の「短歌研究」(短歌研究社)2015円5月号、特集「現代の103人」に短歌作品「逃げ水を追ふ」7首を7寄稿しています。同じ見開きには吉岡太朗さん、吉田竜宇さん、石井僚一さんの作品が並んでいます。お読みいただければ幸いです。AMAZONはこち…

角川「短歌」2015年4月号

特集「次代を担う20代歌人の歌」が評判を呼ぶ角川「短歌」4月号ですが、黒瀬も短歌作品「サーカスにはひる」12首を寄稿しています。お読みいただければ幸いです。 水原紫苑インタビューなど面白い誌面ですので、ご購読お勧めします。

日本現代詩歌文学館2015年度常設展「いまを生きる詩歌」

岩手県北上市にある日本近代詩歌文学館において、2015年度常設展「いまを生きる詩歌」が開催されています。期間は2015年3月17日(火)〜16年3月13日(日)です。期間中の開館時間は9:00−17:00、休館日は12月〜3月の月曜日および年末年始です。黒瀬も短歌一…

「文芸ゲリラマガジン 月とバケツ」のお知らせ

富山市を拠点に短歌、小説の創作と批評を行う文芸サークル「エペの会+スピン部」による同人誌「文芸ゲリラマガジン 月とバケツ」第一号が刊行されます。 掲載作家は島なおみ、畠山拓郎、河南まり、田島幸、道草太郎、篠田公夫、荒間いまか、おか 岡田幸生、…

文学フリマ金沢に参加します!

2015年4月19日(日曜)、金沢市中心部のITビジネスプラザ武蔵で開催される「文学フリマ金沢」に参加します。ブースは「え-01 鏡の会」です。当日は会場にずっといると思うので見かけたら声をかけてください。 当日、「鏡の会」のブースでは、 『金沢・鏡の会…

『金沢・鏡の会 現代短歌アンソロジー』

金沢で月一回開催している超結社の歌会「鏡の会」の参加者による短歌作品集を製作しました。参加者は、酒井真帆、佐藤ゆうこ、葉月、榊原紘、日向めぐみ、黒井いづみ、喜多昭夫、笠木拓、西村玲美、聖、菊池あき、文月郁葉、黒瀬珂瀾の以上13名です。4月…

「鱧と水仙」第44号

短歌同人誌「鱧と水仙」第44号が出ました。特集は「漱石『三四郎』を詠む」。夏目漱石の小説『三四郎』に寄せた短歌の実験作を12名の同人が寄稿しています。高橋ひろ子「銀の鳥」30首、田中和美「遅刻の言い訳」30首、エッセイに落合けい子「「アホ」と「バ…

「かばん 別冊新人特集号」vol.6 2015

短歌月刊同人誌「かばん」の別冊「新人特集号」のvol.6が刊行されました。4年間で新たに入会された23名による新作各30首と、それに対する「かばん」内部者および外部者からの批評を纏めた重厚な一冊です。30首寄稿者の中には谷川電話さん、嶋田恵一さんなん…