2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

春野りりん歌集『ここからが空』刊行のお知らせ

「短歌人」所属の春野りりんさんの第一歌集『ここからが空』(本阿弥書店)が刊行されました。黒瀬は栞文「行き交う時間の歌」を寄稿しています。林望さん、三井ゆきさんとご一緒しています。 ガウディの仰ぎし空よ骨盤に背骨つみあげわれをこしらふ ムスカ…

角川「短歌」2015年8月号

角川「短歌」2015年8月号が発売されました。特集は「没後五年 河野裕子の魅力 全歌集解説」。まさに保存版大特集です。黒瀬は第八歌集『家』についての解説文「暗がりの〈家〉の命」を寄稿しました。お読みいただければ幸いです。本号はさらに特別企画「戦…

「現代短歌」2015年8月号

現在発売中の「現代短歌」2015年8月号(現代短歌社)の連載企画「九州の歌人たち」の第24回「森園天涙」を担当しました。森園天涙30首選と略歴、そして天涙の次男である森園俊氏へのインタビューが掲載されています。大変でしたが面白く、有益な記事になっ…

「北大短歌」第三号

北海道大学短歌会発行の機関誌「北大短歌」第三号に、第二号掲載歌の歌評「「北大短歌」第二号評」を寄稿しました。お招きいただき、北大短歌の皆様にはお礼を申し上げます。第三号は特集「短歌と性愛」。ほくたんメンバーの座談会や、短歌と性愛表現につい…

「八雁」2015年7月号

「八雁(やかり)」(編集発行・阿木津英)2015年7月号に、佐竹游歌集『草笛』の書評「命と命の関係」を寄稿しました。僕の他には島田幸典さんと女性学研究者の金井淑子さんが寄稿しています。 円錐花序つけたる葡萄見上ぐればはらわたの底あかるむごとし …

現代短歌文庫123『有沢螢歌集』(砂子屋書房)

砂子屋書房さんから、現代短歌文庫123『有沢螢歌集』が刊行されました。第三歌集『ありすの杜で』が完本収録、第一歌集『致死量の芥子』、第二歌集『朱を奪ふ』が抄録されています。その他にエッセイ、歌論など。黒瀬による文章「変化者としての巡礼」(『朱…

「うた新聞」2015年7月号

「うた新聞」2015年7月号(いりの舎)に、短歌「犬儒派」5首を寄稿しました。お読みいただければ幸いです。巻頭評論は広阪早苗さんの「世代をつなぐ読みの交流を」。小池光・服部真里子を発端とした「水仙と盗聴」論争? がここでも触れられています。どう…

「現代短歌」7月号 特集「秘蔵の写真1」

現在発売中の「現代短歌」7月号に、短歌「瓦礫と写真」7首を寄稿しました。お隣ページは小島なおさんです。本号は、いろんな歌人にまつわる秘蔵の写真が一挙公開されていて、とても面白いです。ご購読をお勧めします。 http://gendaitankasha.com/magazine…

第2回福岡合同歌会のお知らせ

福岡で活動している福岡歌会(仮)と「未来」福岡歌会とここのつ歌会の合同歌会を開催します。 福岡近郊の短歌好きの方、ぜひ遊びに来てください!日時:2015年8月2日(日)、午後1時〜5時 会場:あいれふ(福岡市健康づくりサポートセンター)研修室A …

美学文芸誌『エステティーク』vol.2

美学文芸誌『エステティーク』vol.2(日本美学研究所)が発売されています。特集は「狂」。――美とは何か。永遠不変のテーマを問い続ける文芸誌。「美の標本箱」をコンセプトに、美を多角的に捕え、解剖し、その本質に迫ります。 第2号の特集は「狂」。各分…

吉岡太朗歌集『ひだりききの機械』金沢読書会のお知らせ

とんでもない世界観ととんでもない言語観で、現代短歌の世界に新次元を投げ込んできた、話題の歌集『ひだりききの機械』! このたび、石川県出身である吉岡太朗さんをお招きして、彼の第一歌集『ひだりききの機械』を読む会を金沢にて開きます。小さな会です…

「北冬」16号 井辻朱美責任編集「[現在]から抜け出る方法と〈詩の力〉――。」

「北冬」16号が出ました。特集は井辻朱美責任編集「[現在]から抜け出る方法と〈詩の力〉――。」です。黒瀬は「[現在]の短歌における虚構」というテーマで論考「叙事詩という虚構」を寄稿しました。SF短歌を創出した松宮静雄の『ウルの星』と、高島裕『嬬…