掲載情報

「現代短歌新聞」2015年10月号

「現代短歌新聞」2015年10月号に佐波洋子歌集『鳥の風景』(現代短歌社・第一歌集文庫)書評文「われの埋立地へ」を書きました。 一対の女男(めお)にて睡る闇あるにねむりの水際互みに視ざり まだわれを庇う力ある父の腕いちじくの枝運び去りたり 丘陵をもた…

「阪大短歌」4号のお知らせ

大阪大学短歌会の機関誌「阪大短歌」第4号が刊行されました。清新な作品がたくさん並んでいます。 http://handaitanka.web.fc2.com/ 絵はがきは季節の鱗 群青の鱗いちまい部屋に舞いこむ 池松果実 吸いさしを風葬にして青年が街にくゆらすピースのけむり 鈴…

「弦」32号(2015年夏)、インタビュー掲載

弦短歌会発行の歌誌「弦」の32号(2015年夏)が刊行されました。 http://blog.goo.ne.jp/gen_tankakai/e/03d011ef5fae40f7017d91b91e80487d弦インタビュー「黒瀬珂瀾 未来につながる歌を紡ぐ」が掲載されています。南砺市の安居寺と富田家住宅での写真撮影、…

角川「短歌」2015年8月号

角川「短歌」2015年8月号が発売されました。特集は「没後五年 河野裕子の魅力 全歌集解説」。まさに保存版大特集です。黒瀬は第八歌集『家』についての解説文「暗がりの〈家〉の命」を寄稿しました。お読みいただければ幸いです。本号はさらに特別企画「戦…

「現代短歌」2015年8月号

現在発売中の「現代短歌」2015年8月号(現代短歌社)の連載企画「九州の歌人たち」の第24回「森園天涙」を担当しました。森園天涙30首選と略歴、そして天涙の次男である森園俊氏へのインタビューが掲載されています。大変でしたが面白く、有益な記事になっ…

「北大短歌」第三号

北海道大学短歌会発行の機関誌「北大短歌」第三号に、第二号掲載歌の歌評「「北大短歌」第二号評」を寄稿しました。お招きいただき、北大短歌の皆様にはお礼を申し上げます。第三号は特集「短歌と性愛」。ほくたんメンバーの座談会や、短歌と性愛表現につい…

「八雁」2015年7月号

「八雁(やかり)」(編集発行・阿木津英)2015年7月号に、佐竹游歌集『草笛』の書評「命と命の関係」を寄稿しました。僕の他には島田幸典さんと女性学研究者の金井淑子さんが寄稿しています。 円錐花序つけたる葡萄見上ぐればはらわたの底あかるむごとし …

「うた新聞」2015年7月号

「うた新聞」2015年7月号(いりの舎)に、短歌「犬儒派」5首を寄稿しました。お読みいただければ幸いです。巻頭評論は広阪早苗さんの「世代をつなぐ読みの交流を」。小池光・服部真里子を発端とした「水仙と盗聴」論争? がここでも触れられています。どう…

「現代短歌」7月号 特集「秘蔵の写真1」

現在発売中の「現代短歌」7月号に、短歌「瓦礫と写真」7首を寄稿しました。お隣ページは小島なおさんです。本号は、いろんな歌人にまつわる秘蔵の写真が一挙公開されていて、とても面白いです。ご購読をお勧めします。 http://gendaitankasha.com/magazine…

美学文芸誌『エステティーク』vol.2

美学文芸誌『エステティーク』vol.2(日本美学研究所)が発売されています。特集は「狂」。――美とは何か。永遠不変のテーマを問い続ける文芸誌。「美の標本箱」をコンセプトに、美を多角的に捕え、解剖し、その本質に迫ります。 第2号の特集は「狂」。各分…

「北冬」16号 井辻朱美責任編集「[現在]から抜け出る方法と〈詩の力〉――。」

「北冬」16号が出ました。特集は井辻朱美責任編集「[現在]から抜け出る方法と〈詩の力〉――。」です。黒瀬は「[現在]の短歌における虚構」というテーマで論考「叙事詩という虚構」を寄稿しました。SF短歌を創出した松宮静雄の『ウルの星』と、高島裕『嬬…

「京大短歌」21号

「京大短歌」21号が刊行されました。会員の作品のほか、吉岡太朗『ひだりききの機械』草津批評会のディスカッション記録が掲載されています。青木亮人、野口あや子、吉田竜宇さんのほか、黒瀬もパネリストとして参加しております。ぜひお読みください。本号…

「現代短歌新聞」5月号

「現代短歌新聞」5月号(第38号)に、短歌作品「わが蠟」5首を寄稿しています。機会があればお読みください。 http://gendaitankasha.com/newspaper.php?page=4

角川「短歌」2015年5月号

渡辺松男歌集『きなげつの魚』評を寄稿しました。はっきり言って、昨年度の最高の歌集の一つだと思います。ごらんくだされば幸いです。 5月号は特集「連作を極める」がまさに保存版ですので、ご購読をお勧めします!AMAZONはこちら → 短歌 2015年 05月号

「短歌研究」2015年5月号

ただいま発売中の「短歌研究」(短歌研究社)2015円5月号、特集「現代の103人」に短歌作品「逃げ水を追ふ」7首を7寄稿しています。同じ見開きには吉岡太朗さん、吉田竜宇さん、石井僚一さんの作品が並んでいます。お読みいただければ幸いです。AMAZONはこち…

角川「短歌」2015年4月号

特集「次代を担う20代歌人の歌」が評判を呼ぶ角川「短歌」4月号ですが、黒瀬も短歌作品「サーカスにはひる」12首を寄稿しています。お読みいただければ幸いです。 水原紫苑インタビューなど面白い誌面ですので、ご購読お勧めします。

日本現代詩歌文学館2015年度常設展「いまを生きる詩歌」

岩手県北上市にある日本近代詩歌文学館において、2015年度常設展「いまを生きる詩歌」が開催されています。期間は2015年3月17日(火)〜16年3月13日(日)です。期間中の開館時間は9:00−17:00、休館日は12月〜3月の月曜日および年末年始です。黒瀬も短歌一…

「文芸ゲリラマガジン 月とバケツ」のお知らせ

富山市を拠点に短歌、小説の創作と批評を行う文芸サークル「エペの会+スピン部」による同人誌「文芸ゲリラマガジン 月とバケツ」第一号が刊行されます。 掲載作家は島なおみ、畠山拓郎、河南まり、田島幸、道草太郎、篠田公夫、荒間いまか、おか 岡田幸生、…

「鱧と水仙」第44号

短歌同人誌「鱧と水仙」第44号が出ました。特集は「漱石『三四郎』を詠む」。夏目漱石の小説『三四郎』に寄せた短歌の実験作を12名の同人が寄稿しています。高橋ひろ子「銀の鳥」30首、田中和美「遅刻の言い訳」30首、エッセイに落合けい子「「アホ」と「バ…

「かばん 別冊新人特集号」vol.6 2015

短歌月刊同人誌「かばん」の別冊「新人特集号」のvol.6が刊行されました。4年間で新たに入会された23名による新作各30首と、それに対する「かばん」内部者および外部者からの批評を纏めた重厚な一冊です。30首寄稿者の中には谷川電話さん、嶋田恵一さんなん…

「現代短歌」2015年3月号

月刊誌「現代短歌」2015年3月号(現代短歌社)に以下のとおり、三つ寄稿しました。一つの雑誌の目次に自分の名前が三回も載っているという、なんというかえらいことに。特集「飲食のうた」 「若山牧水にみる飲食の歌――うまい物を食ふのもいい」連載「九州の…

「率」創刊号、「うた新聞」6月号、「短歌研究」連載終了

同人誌「率」創刊号の企画「自選歌5首への批評」に参加しました。黒瀬珂瀾5首選について書いています。 その他、同人の方々の短歌作品も注目作ばかりなので、ぜひご購読を。 http://ritsu8810.blog.fc2.com/ 「うた新聞」6月号の企画「社会をうたう」に参…

英国ニュースダイジェスト vol.1352 (17 May 2012)

ロンドンに「英国ニュースダイジェスト」という週刊雑誌があります。在英日本人向けのフリーペーパーなんですが、毎号24頁くらいで内容も盛りだくさん。日本人向け店舗などで配布されていて、僕も楽しみにしてました。毎週木曜日刊行なんですが、あっという…

「京大短歌」18号

黒瀬は短歌作品「桜ふたたび」12首を寄稿しました。二度目のダ​ブリン滞在を詠んだ一連です。お読みいただければうれしく思います。 圧巻なのは、大辻隆弘インタビュー。短歌関係者必読の企画といえるでしょう。 以下の京大短歌のサイトから、通販を受け付け…

「未来」選者に就任することとなりました

もうご存じの方もおられると思いますが、この秋、「未来」短歌会の選者に就任します。現在の予定では10月号から黒瀬選歌欄が発足、最初の投稿締め切りは7月15日となる予定です。 新選歌欄発足にあたり、参加者を募集します。この機に「未来」に入会したい方…

「短歌」2012年3月号(角川学芸出版)

「短歌」2012年3月号(角川学芸出版)、特集「古語の魅力 『古典基礎語辞典』を読む」に寄稿しました。 先に発刊された大野晋 編『古典基礎語辞典』をご紹介する企画です。辞典から独特な古語を選び、その解説と和歌の鑑賞を行っています。藤井常世さん、内…

「歌壇」2012年3月号

現在発売中の「歌壇」3月号に、短歌作品「MIND THE GAP」30首を寄稿しました。ロンドンでの生活から得た感慨を歌にしました。どうぞご意見などをいただければ嬉しく思います。 この1月号から始まった「期待の作家クローズアップ」シリーズの3回目になりま…

「俳壇」2012年2月号

「俳壇」(本阿弥書店)2012年2月号、「若手作家トップランナー」のコーナーに、山口優夢論「逃げない、というポエジー」を寄稿しました。もしかしたら俳人の方から見れば、ずれたところがあるかもしれませんが、せっかく歌人に依頼くださったので、歌人と…

「未来」2011年12月号

もう世間では1月号の季節ではありますが(笑)、「未来」12月号に評論「テムズは何を映したか ― 茂吉の小さなロンドン詠を巡って」を寄稿しました。斎藤茂吉が『遍歴』に、わずかに8首のみ残したロンドン詠をめぐって、思うことを書きました。結社誌なので…

角川「短歌」2011年12月号、「短歌往来」2011年12月号、「井泉」42号

角川「短歌」12月号に、短歌作品「白き島」12首を寄稿しました。 「短歌往来」12月号、「自然を詠む・撮る・描く」のコーナーに、短歌作品「ドーヴァー・ホワイトクリフ」16首、および当地の写真とスケッチを寄稿しました。自分の画才の無さに唖然としていま…