「阪大短歌」4号のお知らせ

大阪大学短歌会の機関誌「阪大短歌」第4号が刊行されました。清新な作品がたくさん並んでいます。
http://handaitanka.web.fc2.com/

 絵はがきは季節の鱗 群青の鱗いちまい部屋に舞いこむ   池松果実
 吸いさしを風葬にして青年が街にくゆらすピースのけむり  鈴木加成太
 神様は辻褄合わせがうまいからそろそろ虹でも出る頃だろう ななみーぬ
 PLAYMATESいだいてなおもネクタイを外さずPLAYBOYのロゴは 北虎叡人
 言海を海だと思うひとが居て心の中に工場が建つ      山根花帆
 寄り添って西日の入る部屋にいていつしかそこが水面になる 山田誠久
 かなしみのように積もっていく雪のほんのすこしを手であたためる なみたま

作品の他にも「匿名短歌交換日記」や吟行記録など読み物も豊富で面白いです。120ページで500円。

黒瀬は大学OBとして短歌作品「櫂のあること」11首を寄稿しました。コメントで何を勘違いしたか入学したのは20年以上も前、と大嘘を書きました。すみません。19年前です。田中ましろさんとご一緒しています。

購読希望者は https://twitter.com/handai_tanka か handai.tanka@gmail.com で予約を受け付けているとのこと。また、大阪中崎町の葉ね文庫(http://hanebunko.com/)と阪大生協豊中店では実際に手に取ることができるそうです。